室内自転車乗りのライドログ

室内でZwiftばかりしているインドアライダーのメモ。実走は春と秋だけ、年に数回。

国内線でのロードバイク飛行機輪行体験メモ

先日の北海道ライドの帰路で、人生初の飛行機輪行なるものを体験してみたので、その簡単なメモを。画像付きの詳しいことは他のWebサイトを見てください。

今回の条件

いわゆる普通の薄い輪行袋です
  • 乗車便はJALの旭川 → 羽田
  • ワーストケースでバイクが壊れる可能性も想定し、往路は新幹線+在来線。帰路のみ飛行機輪行とした
  • 輪行袋は定番オーストリッチのL-100。いわゆる普通の縦型輪行バッグ。両輪を外してフレームを挟み、サドルとリアのエンド金具の2点で接地するパターン。エンド金具の横に飛び出す形になるリアディレイラーが最も衝撃を受けやすい弱点となる

輪行のステップ

  1. バイクを普通に輪行袋に収納する。ただしバッテリーを内蔵している電動ポンプとライト類は手荷物バッグのほうに移した
  2. バイクを背負って旭川空港でチェックインし、手荷物カウンターへ。サイズが大きくてX線スキャン装置を通せないので、輪行袋の口を開けて係員さんが目視で安全確認。ボトルケージにツールボトルを挿したままだったが、ツールボトルまで開けることは要求されなかった
  3. 確認が済んだら、スーツケースと同じように手荷物カウンターで空港職員さんにバイクを渡す。倒す場合にはこっちの面を上にしてください、と伝える。従価料金制度を使うとどんな違いがあるか聞いたところ、手渡しで引き渡してもらえる可能性が高い、道中の扱いは変わらない、とのこと。従価料金を支払えば必ず手渡しになるのか?との問いには、行先の空港次第なので必ずそうとは言えないとの答え。じゃあ普通でいいです。ということでそのままバイクを預けて飛行機に搭乗
  4. 無事羽田に着陸し、手荷物受取所でバイクを待つ。しばらくしてコンベアが回りだし、まずはプレミアムなクラスの皆さんの荷物が出てきて、その直後に普通にコンベアに横倒しで置かれて出てきた。結構シュールな光景である。若干焦りがあったらしく写真は撮りそびれた。まずバイクの向きと肩掛けベルトの位置を落ち着いて確認し、いったんコンベア上で起こしてからベルトを背負って回収した

バイクへのダメージは?

  • 本体はノーダメージ。かなり固く締めたはずなのだがエンド金具が輪行中に回ってしまい、リアのプーリーで直接接地する状態になっていてちょっと焦ったが、帰宅後にチェックしたところ幸い被害はなかった
  • 輪行バッグには3か所ほど小さな穴や切り傷ができた。リアディレーラーのシフトワイヤー先端部が袋の外にピヨーンと飛び出していたのと、横倒し状態で下になっていた側(つまり左側)のペダルの当たる位置が切れていた
  • 手渡しなら問題なかったのか?は分からない。何とも言えない

こんな感じの2~3cmくらいの破れが数か所にできた

所感

  • まあこんなもんですよね、という感じ。丁寧に扱ってくれているのだろうし、天地を確認して「上になる面はこっちです」という張り紙まで空港側でやってくれるし、これ以上を望むべきではないが、それでも袋が破れるとか途中でぶつける程度のダメージはあり得るという結果。そもそも壊れても泣くなよという契約で乗ってるので文句は言えない
  • より一層の安全を確保したい人は、飛行機輪行用の頑丈な輪行袋を採用するか、リアディレーラーやペダルを外して緩衝材を取り付けるなどのひと手間を加えるべし。もしまた飛行機輪行する機会があれば私もそうするだろう。特に往路ではしっかり対策するべき。壊れると旅が始められなくなるしね

 

そんな感じの初飛行機輪行でした。