高画質でヌルヌル快適にZwiftをプレイするためのノウハウは、すでにこちらのページにまとまっています。気合の入った素晴らしいコンテンツです。
Zwift on PC: The Ultimate Guide to Running Zwift at Its Very Best
https://zwiftinsider.com/zwift-pc-guide/
しかしながら英語で長いので、個人的な経験談とバイアスも交えて日本語で再編集したいと思います。このエントリーも結構長くなっちゃいましたが。
最初に:Zwiftでの「高画質」とは?
キレイな表示で快適にZwiftをプレイするとはどういうことか。どの程度ならOKと感じるかは個人の感覚によるが、当ブログでは以下の条件をクリアしている状態としたい。
- モニタの解像度が4K(3840x2160)であること
- Zwiftの設定で「ゲームの解像度」が「4K UHD(2160p)」になっていること
- 安定して毎秒60フレーム(またはそれ以上)の描画を継続できること
タブレットやApple TVは「4Kで毎秒60フレーム以上」の条件を満たせないので、この時点でデバイスはWindows PC一択になる。では具体的には何をどう選ぶべきか見ていこう。
ちなみに、Zwiftは今どきのPCゲームとしてはかなり軽い部類に入る。いわゆる「ゲーミングPC」を持っているなら、おそらく余裕でZwiftを4Kで走らせられるだろう。
構築の流れ
- モニターを選ぶ
- パソコンのパーツを決める
- ビデオカード
- CPU
- メモリ
- 設定をする
まずは希望するモニターのスペックを決めて、それに合うビデオカードを決める順序がオススメ。
モニターを選ぶ
ナイスな没入感のために一番大事なのがモニターである。4Kであることは大前提で、以下の3点を見つつ予算に収まるものを選ぶ。
- 画面の大きさ
- Zwift用には大きいほうがベターだが、大きすぎてもダメ。設置場所と部屋の大きさ、自転車からの距離で決める
- Zwift用には大きいほうがベターだが、大きすぎてもダメ。設置場所と部屋の大きさ、自転車からの距離で決める
- リフレッシュレート
- 画面を毎秒何回更新できるかという性能。固定と可変がある。可変だとカクつきを感じにくい点がオススメだが、本体価格が高くなり、可変レートに対応したビデオカードも必要になる
- 画面を毎秒何回更新できるかという性能。固定と可変がある。可変だとカクつきを感じにくい点がオススメだが、本体価格が高くなり、可変レートに対応したビデオカードも必要になる
- PCモニタか液晶テレビか
- PCモニタには画面描画の遅延が小さいという利点がある。一方でテレビには画質調整機能が豊富だったり、リモコンとスピーカーが付属するので操作が便利といった強みがある。後述
具体的な選択肢はざっくり以下の3パターンに分けられるだろう。
- ゲーミングモニタ
- 高いリフレッシュレートと低遅延が強みだが、大画面となると価格がハネ上がるし選べる機種も少ないのが難点。サイズが30インチ程度でいいなら選択肢に入ってくるだろう
- 高いリフレッシュレートと低遅延が強みだが、大画面となると価格がハネ上がるし選べる機種も少ないのが難点。サイズが30インチ程度でいいなら選択肢に入ってくるだろう
- VRR搭載の液晶テレビ
- VRRは、Variable Refresh Rate(可変リフレッシュレート)のこと。ビデオカードと連動して動的にリフレッシュレートを変動させ、見た目のカクつき感を抑制する。大画面と(ある程度の)高いリフレッシュレートを両立できる。最近は4K/120HzのVRR搭載液晶テレビが普及価格帯に降りてきたので入手しやすくなった。注意点は、組み合わせるビデオカードもVRRに対応している必要があること(後述)。また、120Hzをうたっていても4K解像度になると60Hzまでしか出せない機種もあるので注意しよう
- VRRは、Variable Refresh Rate(可変リフレッシュレート)のこと。ビデオカードと連動して動的にリフレッシュレートを変動させ、見た目のカクつき感を抑制する。大画面と(ある程度の)高いリフレッシュレートを両立できる。最近は4K/120HzのVRR搭載液晶テレビが普及価格帯に降りてきたので入手しやすくなった。注意点は、組み合わせるビデオカードもVRRに対応している必要があること(後述)。また、120Hzをうたっていても4K解像度になると60Hzまでしか出せない機種もあるので注意しよう
- エントリークラスのモニタまたは液晶テレビ
- 60Hz固定の大画面PCモニタまたは液晶テレビ。入手しやすく選択肢が多く価格が安い。チューナーレステレビなら、さらに安価に入手できる
Zwift専用として使うなら、個人的には2番目のシナリオ(VRRなテレビ)で十分以上だと思う。3番目の低予算シナリオでも、だいたい60fpsを維持できれば良好なゲーム体験になる。ゲーミングモニタ、特に大画面のゲーミングモニタはZwiftだけを楽しむには少々オーバースペックになる可能性が高い。あなたが普段からPCゲームを楽しむゲーマーならばともかく、Zwift専用環境のために過剰な高級機材を投入しすぎないよう注意しよう。
また、ゲームをプレイするときはモニターの反応速度が大事で、遅延は極力小さいことが望ましい、と良く言われる(そして実際にそうだろう)。しかしZwiftだけプレイするなら遅延はそれほど気にしなくていい。Zwiftはミリ秒単位のレスポンスを必要とするゲームではないので。
メモ:Zwiftのプレイにおける「画面表示の遅延」の考え方
多くのZwiftユーザにとって、コンマ数秒レベルの遅延はプレイに影響がない。ZwiftはいわゆるOn The Rail(線路の上を滑っていく)タイプのゲームで、景色が一定の速度で常時流れていくシーンが大半を占めている。細かく複雑な操作はしないし、ゼロスピードからのロケットスタートや急ブレーキもない。よくある一人称視点のシューティングゲームのように、頻繁に止まって動いて、右に左に視点を回して、銃を構えて照準を合わせてピクセル単位の精密な射撃をすることもない。入力操作は基本的にペダルだけで、たまにパワーアップアイテムを使うくらいで、そこにミリ秒単位での機敏なレスポンスは求められない。そもそもスマートローラーのパワー計測単位がそんなに細かくないし。
なので、サクサクとしたレスポンスを意識して強力すぎるビデオカードや超低遅延なモニターを投入しても予算の無駄遣いになる可能性が高い。「操作に対する遅延」はPCゲーマーにとっては極力撲滅するべきものだが、Zwiftにおいてはそこまで重要視しなくてもいい。
もしあなたが心の底からZwiftレースに熱中していて、レースで有利になるならどんな小さな改善もいとわないぞ、というチームイネオス並みのマージナルゲインの体現者なら、最高のゲーミングモニタとビデオカードを用意して極限まで遅延を抑えるといいだろう。
メモ2:PCモニタと液晶テレビの違い
同じサイズであっても、PCモニタと液晶テレビには違いがある。自分に向いたほうを選ぼう。
- テレビにはリモコンとスピーカーがついている。PCモニタはない(ことが多い)
- テレビにはビルトインでYoutubeやらネトフリ視聴機能がついていることが多い
- 多くの場合、PCモニタのほうが遅延が少なく反応が早い。例えばテレビでPC画面を映して操作すると、マウスカーソルが操作よりも遅れて動いたりする。これを解消する方法として、一部のテレビにはゲームモードなどの呼び名で低遅延モードが搭載されている
- 初期設定では概ねテレビのほうがキツめの色彩設定(後から調整可能な機種が多いが)
- テレビの入力方式はHDMI一択なことが多い。PCモニタはディスプレイポートやUSB-Cなど複数の方式が選べる可能性がある
パソコン作業用と兼用するならPCモニタにするとよい。Zwift専用で、プレイ中に音量を変えたりYoutubeを見たりする人にはテレビが向いている。
ビデオカードを選ぶ
モニタのタイプに合わせて選ぶ
あなたのモニタがVRR(可変リフレッシュレート)対応なら、ビデオカードもそれに対応したものを選ぼう。規格が複数あるので組み合わせを良く調査して決めること。特にVRR対応液晶テレビではHDMI2.1でVRRを使うパターンが多いため、NvidiaだとRTX30xx世代以降が必要になる。
60Hz固定モニタと組み合わせるならカードの世代は考えなくていい。シンプルに性能で選べばOK。
ベンダはNvidiaを選んでおくのが無難
Zwift世界におけるビデオカードベンダは事実上Nvidia一択である。Zwift側のサポート度合いと利用実績のどちらから見ても、NvidiaのGeforceシリーズを使うのが圧倒的に無難な選択になる。Zwiftでは画面のレンダリングにOpenGL 3.1を使うのだが、Nvidia以外のベンダのカードは長らくOpenGLのサポートが今一つだったため、ZwiftならとにかくNvidiaにしとけという風潮になっている。
AMD Radeonについては、2022年下半期にリリースされた新ドライバでOpenGLの最適化が施されて性能が格段に上がったので、今なら十分役に立つものと思われる。とはいえGeforceでは起きないマイナーなトラブルは多いようだし、フレームレートの振れ幅も大きいので、新しくZwift環境を組むにあたって敢えてRadeonを選ぶ理由はない。すでに持っていれば試してみよう、というくらい。
同じように、Intel Arcを選ぶ理由もない。ロマンとネタという意味ではアリだけど。750なら行けそうなのでちょっと試してみたい気持ちはある。
どのGeforceを選ぶか?
60fpsキープを基準にすると、性能面での最低ラインはおそらくGTX1070。あとはモニタの種別に応じて決める。
- VRR対応液晶テレビを使うなら、RTX30XXないしは40XXシリーズを選ぶ。G-Sync compatibleとしてカード側から認識されるモニタとの組み合わせになる。快適な高リフレッシュレートを堪能したいならRTX3060以上がオススメ。RTX3050でも戦えるとは思うけど。
- G-Sync/FreeSync対応PCモニタなら、それに対応しているGTX1070/1080またはRTX20XX以降の世代で、ディスプレイポートが搭載されているカードを選ぶ。最近のモニタはHDMIでもG-Sync互換で動くものもあるようなので、詳細は機種別に確認してほしい。正直変化が早くてついていけない。。
- リフレッシュレート固定(60Hz)のモニタ/テレビと組み合わせるなら、GTX1070以上の性能を持つカードを用意する。中古も含めて選択の幅は結構広い。
Zwiftで常時60fpsを達成できるNvidiaのカードは?
2023年上旬時点で、Zwiftで最も描画が重いワールドはMakuri Islandsである。ここで安定して60fpsをキープできればどのワールドでも性能はOKと言える。Zwiftalizerの情報をベースに判断すると、この条件を満たすNvidiaのカードはこんな感じ。
- GTX1000系
- GTX 1070無印が境界ライン。1070Ti以上がベター。1660 Super/Tiでも余裕十分とは言えないが頑張れる。1060 6GB以下は力不足
- GTX 1070無印が境界ライン。1070Ti以上がベター。1660 Super/Tiでも余裕十分とは言えないが頑張れる。1060 6GB以下は力不足
- RTX 2000系
- RTX 2060でうまく設定すれば概ね60fps安定。2060 Super/2070以上だと余裕があって安心
- RTX 2060でうまく設定すれば概ね60fps安定。2060 Super/2070以上だと余裕があって安心
- RTX 3000系
- 3050で概ねOKだが、3060以上にしておくと心の余裕が持てる
- 3050で概ねOKだが、3060以上にしておくと心の余裕が持てる
- RTX 4000系
- なんでもOK
レイトレーシング等々の描画品質を上げるキャッチーな新技術はZwiftでは使われていないので、チップの世代が違っても出てくる絵はいっしょ。Zwift Insiderの元記事によればGTX 980でも戦えるらしい。なのでコスパ的には中古価格が大分下がったGTX 1080/Tiあたりが美味しいところだが、電力喰らいなので電源容量とケースの排熱能力には気を付けよう。
ビデオカードとCPUの組み合わせによって出せるフレームレートの情報はZwiftalizerのBenchmarkにサンプルが多数あるので、一通り眺めてみよう。P1 FPS(プレイ時間の中で最もフレームレートが低い1%の平均)が60に近い値を出せていれば、ひとまず合格ラインである。混雑するほどCPUの性能に引っ張られるというのは先に触れたとおりだが、同時にビデオカードの負荷も多少上がるので、基本的にはCrowdnessの設定はPacked(ギュウギュウ)かCrowded(結構混んでる)に設定した上で眺めるのがよい。
Nvidiaビデオカードでの設定
多くのPCゲーム系Webサイトでは、遅延を最小限にして(=ユーザの操作に対して素早く遅れずに画面が反応する)その上で最大限のfpsを確保しにいく方向で推奨設定を紹介している。しかし前述のとおり、Zwiftはミリ秒レベルでの反応性が求められるゲームではなく、サクサクは捨ててヌルヌル感を追求すればよいので、「遅延を許容してフレームレートの安定性を確保する」アプローチで設定を詰めることにする。
- 低遅延モード:オフ
- 少々遅延してでも滑らかなレンダリングが続くことを優先する
- 少々遅延してでも滑らかなレンダリングが続くことを優先する
- 垂直同期:適応または高速
- 固定リフレッシュレートのモニタなら「適応」。一定のfpsを保って滑らかスクロールを狙いつつ、瞬間的にfpsが低下してしまった場合でもできるだけカクつき(スタッタリング)が感じられないようにする
- 可変レートのモニタを使っている場合は「高速」で。条件によって変わるので一通り試してみるのがいい
- トリプルバッファリング:オン
- レンダリングを優先しスクロールを滑らかに継続させるための設定
- レンダリングを優先しスクロールを滑らかに継続させるための設定
- バーチャルリアリティレンダリング前フレーム数:4
- Zwiftに適用される項目なのかどうかイマイチ謎だが念のためおまじない
十分に強力なビデオカード(ざっくりRTX 2070/3060以上)なら、上記の設定に関わらず60fps以上のフレームレートを維持できるだろうから、細かいことは気にせずデフォルト設定で使えば良いだろう。
CPUとメモリを選ぶ
シングルスレッド性能が重要
Zwiftは3D描画にはGPUを使い、あなたの周辺で走っているライダーの情報処理にはCPUを使う。なので、CPU性能が低いと混雑したライドでフレームレートが落ちる可能性が高くなる。ビデオカードにいくら余力があってもダメ。同一コースを走ったときに、ソロライドでは滑らかなのにグループライドだとカクカクになるよ、という場合はCPUがボトルネックになっている可能性を疑う。
そしてこの処理はシングルスレッドなので、トータルのCPU使用率ではなく、コア単位での使用率を見る。混雑したライドでフレームレートが下がる傾向があり、なおかつライド中に特定のコアが100%使い切られる時間がある場合は、CPUの能力がボトルネックになってフレームレートが低下していると考えていい。
CPU使用率を見るときは、タスクマネージャでCPU全体の使用率を見て、25%しか使ってないからCPUには余裕があるな、と単純に判断してはならない。HWMonitorなどのCPUコアごとの使用率をモニタできるツールの情報を参考にする。以下はZwiftプレイ中のCPU使用率をHWMonitorで表示させた例。CPUはCore i3-12100Fで、4コアでHyperthreadingアリなのでOSからは8コアに見えている。最初のコアCPU0だけが使われていることが分かる。
従って、Zwift用に新しいCPUを導入するなら、コアごとのシングルスレッド性能が高い、世代が新しくて最大動作周波数が高いCPUが良い。コア数は気にしなくていい。というかコア数が多くても無駄になる。という観点で選ぶと
-
予算が潤沢なら、第12世代のCore i5-12600Kあたり。Kナシでもいい。i7-12700Kならなお良いが、Zwiftのためだけに導入するには高価すぎる気がする。第13世代でももちろんOK
-
コスパ重視なら、Core i3-12100Fか13100Fが良い。シングルスレッドでの価格性能比が圧倒的。100名超のグループライドでも耐えられるので、Zwift専用に新しく組むならちょうどいいだろう
-
Ryzenは、最新の7000系ならばシングルスレッド性能も十分高いので候補になる。しかし新規導入となるとマザボも含めたトータルコストがIntel比で高くつくので、コスパ的にはZwift用に敢えて選ぶメリットはない
いわゆるSandyおじさんはZwiftでは通用しないので、早々に諦めてCPUとマザボをセットで新調すべし。
メモリは8GB以上あればよし16GB以上にしておく
Zwiftをプレイするだけならシステムメモリは8GBあれば足りる。と思っていたのだけど、改めてチェックしてみるとZwiftだけで6GB以上消費していて、システム全体では9GB以上消費していた。
なので最低16GB、できれば32GBにしておくと良いだろう。メモリは多くても困ることはほぼないし、近頃は価格も安いので。
PCケースとセッティング
ファンの音を気にせず風量優先で排熱をしよう
ラッキーなことに、Zwift用のPCを組むにあたって静音性を考える必要はほとんどない。Zwiftのプレイ中は、あなた自身に風を浴びせるためにオレンジ色の工場扇やサーキュレーターが常時唸りを上げているだろうから、PCのファン音は全然問題にならない。ここぞとばかりに回転数の高いファンを使ってしっかり排熱するべし。ミドルタワーで12cmファンを複数ブン回そう。細かいセッティングを煮詰める必要がないので、排熱マネジメントは楽である。
また、ビデオカードにはたまに高負荷時に「コイル鳴き」といわれるキーキー音を発する個体があり、一般的にはハズレとされ嫌がられるが、Zwiftプレイ中はこれも気にする必要はない。というか聞こえないので気にしようがない。コイル鳴きが理由で安く出ている中古品があったら、Zwift用になら掴んでもいいだろう。
参考:筆者の環境
ブログ主の環境:2023年初時点
見事に予算が限られていたので(涙)、松竹梅の梅コースである。低価格モニタで常時60fpsを目指すルート。
- モニタ:ハイセンス 43U7F 43,000円
- CPU:Intel Core i3-12100F 13,500円
- マザーボード:Gigabyte B660M DS3H 14,300円
- メモリ:DDR4 16GB (8GBx2) 7,500円
- ビデオカード:Geforce RTX 2060 6GB (Gainward Ghost) 中古で20,000円
- ケースと電源は先代のPCから移植
この環境で、Makuri IslandsのCastle to Castleを20名程度の集団で走ったときのZwiftalizerでの解析結果。ほぼ綺麗に60fpsをキープできている
こちらはWatopiaでの500名規模のグループライド。周囲に常時100名超のライダーがいてCrowding(混雑度)100%だが、概ね良好なフレームレート。ダートで土埃が舞い上がると若干カクついて怪しいことがあり、P1(ライド中で最もフレームレートが低かった時間1%の平均値)も51fpsまで下がっているが、まあ許容範囲。
まとめ
ということで結構長くなってしまったが、快適なZwift4K環境を組むポイントをご紹介した。私はZwiftをやるときはいつもライドだけを楽しむタイプで、音楽は聴かないし、サブモニタで動画を見ることも一切ないので、ライドの没入感を格段に引き上げてくれる大画面なめらか4K環境を導入したことで満足度は大きく上昇した。効果的な良い投資であった。
特にMakuri Islandsは景色が好きなのでソロで流しているだけで楽しくなった。コストは多少かかるが、PCゲーム用環境としては結構安く済むほうなので、皆さんもぜひお試しを。
※2023年11月追記
2023年10月にWatopiaエクスパンションが公開され、島の裏手を回る新しいルートが開通した。ここの途中にある霞のかかった杉並木的なところの描画が結構重たく、自分のRTX 2060だと60fpsを確保できないようである。まあ一応50fpsくらいは出るし、すぐに通り過ぎるのでゲームプレイ上は全然問題はないのだけど。しかし、どこでも安定して60fps以上をキープという基準で言うと、そろそろRTX2070より上を投入しなくてはいけなくなったのかもしれない。
※2024年3月追記
と思っていたが、Zwiftのアップデートでいつの間にか上記の霧が立ち込めるエリアもカクつかなくなり、60fpsをキープできるようになっていた。というか全体的に軽くなった気がする。そろそろビデオカードを更新しようと思っていたが、もうしばらくRTX2060で良さそうである。