室内でZwiftばっかりしていたら(当社比で)ロングライドで脚が残せるようになってきて、そうなると近頃は距離を伸ばしたい願望が強まってきた。その結果「ディープリムホイール履いたら平地の巡航速度が上がるのか確かめてみたい現象」が発動して、なんか勢いでポチってしまったのでそのメモを書いときます。ディープリムは巡行40km以上じゃないと効果ない、横風で土手から飛ばされる、ダウンヒルでリムが溶ける、みたいな情報はたくさん目にしたんだけど、自分で試してみたくなり。あとはいずれバイクを買い替えると思うので、そこでエアロ系に行くかどうかの判断材料にしたいなと。
ホイールにまつわる筆者スペック
ロードバイク歴13年くらい。マイペースのポタばっかり。カーボンホイール未経験者。愛機のCanyon Ultimateに付属してきたMavic キシリウムエリートを長らく使い続けている。ダウンヒルではブレーキをずっと当て利きしちゃうタイプ。レースはせずアタックやスプリントをすることもないので、ホイールの反応性や剛性のことはあまりよくわからない
買ったもの
Elitewheels(エリートホイールズ) Flow S50。母艦がリムブレーキなので、ホイールもリムブレーキ版を購入。カーボンディープを試してみたいというだけの目的なので、有名ブランドのリムブレーキホイールに今から高額投資する気にはならず、ある程度販売実績がありつつ安価に試せそうなここにした。そういえば今年はサイクルモードでもブースを出していましたな。
購入時はちょいセールになってて73,000円くらい。リムハイト50mmのカーボンホイールで1470g、スポークはPillar Wing20。リム幅は内径18.5mm外径28mmと、今っぽい仕様を押さえながらこの価格はなかなか悪くないと思う。
なのだが、このホイール全く売れていない。リリースされてから1カ月半ほど経つがまだ販売数ゼロで、多分私が最初の購入者である。理由はおそらく、ほぼ同一価格帯で「Edge」というモデルが50mmハイトで1325gというハイスペックで売られているから。Flowより150gも軽い。スポーク本数もFlowの20-24に対してEdgeは18-21だし、そりゃみんなEdgeのほう買うわ。実際Edgeはこのブログを書いている時点で50セットほど売れている。Ali上ではFlowはEdgeよりも1か月ほどあとにローンチされた後発組なので、何かしらEdgeよりも競争力があるということなのだろうけど。どういう商品戦略なのでしょうかElitewheelsさん。
と言いつつなんで筆者はFlowにしたのかというと
- 商品説明の「こいつのリムはカーブしてるから横風を上手に受け流せるんやで。頑丈にもなるんやで」というマーケティング文句を真に受けた。初めてのディープリムで横風を心配する初心者の不安を巧妙に突かれた形。ちなみにEdgeは普通のラウンド型リムである
- もっさり感は味わいたくないので、今使ってるMavicのキシリウムエリート(1540g)よりも軽量であることにはこだわりたい。しかしEdgeはさすがに軽量すぎて耐久性に(根拠のない)不安を感じたので、頑丈そうなこっちを選んだ。実際に丈夫かどうかは全然分からんけども...
- リム内径が18.5mmなので、新ETRTOの28Cを合わせたときにタイヤ幅がホイール幅以内に収まりそうな気がした。ちなみにEdgeは19.5mmである
- 誰も購入者がいないので逆に面白そう。Elitewheels自体はまずまず販売実績があるブランドなので、このモデルだけ爆死ということもあるまいと希望的に推測した
発注と発送と到着
Elitewheelsのホイールは、リムハイトやリム幅などの豊富なオプションが用意されていて、購入時の条件指定が細かくなるものが多い。しかしこのFlowはリムハイトを40㎜か50㎜で選ぶだけなので、特に難しいことはない。おそらく希望すればハブを変えたりニップル穴ナシを指定したりカスタムができるのだろうけど、私は50mmを指定してデフォルトのまま購入。ポチー。
この仕様でOKと返信し、注文が確定する。ちなみにAliのElitewheelsでチャットに対応してくれるのはいつ何時でもSukieだが、多分中の人は複数いるパターン。
他のブログ等を見ても到着までは一カ月程度はかかるようなので、茶でも飲んでゆっくり待つことにしよう。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
えっ?注文確定したの昨日ですよ?これは何かの誤爆でしょうね。ということで慌てず騒がずSukieさんに「これ発送されたのマ?」と聞いてみたところ
「在庫があったから即発送したぜ!!良かったな!」とのこと。不人気でカスタムの幅がないモデルを頼むとこういうメリットがあるのね。発送後はEMSさんの本領が発揮されてあっという間に東京に到着し、結局注文から10日で入手に成功。
お支払いした関税(消費税?)は1300円。リーズナブルである。長くなりそうなのでバイクへの装着とファーストインプレッションは後編で。